村上和雄・棚次正和著『人は何のために「祈る」のか』より
「私たちの身体は、約60兆個という膨大な数の細胞から成り立っており、その一つ一つの構造はまったく同じにできています。同じ構造の細胞が、髪の毛になり、爪になり、心臓になります。・・・中略・・・
同じ構造に出来上がっているということは、たとえば今は髪の毛になっている細胞でも、心臓の細胞になる能力を秘めていたということです。つまり、身体のどこにある細胞でも、今、担っている役割は、細胞自身が持つ全能性からすると、ほんのわずかな役割でしかないのです。
この細胞の働きのカギを握っているのが遺伝子です。遺伝子は細胞の核というところに収められた情報の塊です。それゆえ、遺伝子は「生命の設計図」、あるいは「生命の暗号」ともいわれています。また、遺伝子は身体を作ることだけに働くのではなく、私たちが身をもって生きる営みのすべてを司っています。
・・・中略・・・
世の中には、いろいろな才能や個性を持った人がいます。身体の強い人、頭の切れる人、優しい人、元気な人・・・・。この違いは遺伝子の働き方のちょっとした差にすぎません。ある遺伝子が活発に働くと、その能力が出てきます。その遺伝子が働かないと、その能力が出てきません。
全遺伝子情報(ゲノム)は約32億の化学の文字(塩基)から成り立っていますが、ふつうに生きるのに使っているのは、わずか2、3%にすぎません。
そこで最大の問題は、遺伝子をどう働かせるかということです。自分にとって望ましい遺伝子が働いてくれれば、すごく都合がいい。この遺伝子が働かせることを遺伝子オン、眠らせておくことを遺伝子オフと、便宜上呼んでいます。
さて、そこで祈りについてですが、この10年ほどの間に盛んになった祈りの研究から見えてきたのは、「祈りには好ましい遺伝子をオンにし、好ましくない遺伝子をオフにする効果がありそうだ」ということなのです。」
この部分は、『人は何のために「祈る」のか』の初めのあたりの一部です。
今日、NHKの収録が無事済みました。本当にありがたいことです。
NHKの全国版で放送してもらえること、これは「祈り」の結果からだったかもしれない、と思うのです。これからしばらくこの本に書かれている事をご紹介できたら、と思っています。

当カフェでは、茶器、陶磁器等の販売も行っております。是非一度、お立ち寄りくださいませ。