自分の勉強のために、次呂久英樹・高野耕一著『宮本武蔵「五輪書」』の中で心に残った部分の抜粋をこれから時々書き記したいと思います。
太刀のとりやうは、大指ひとさしを浮る心にもち、たけ高指しめずゆるまず、くすしゆび小指をしむる心にして持也。手の内にはくつろぎのある事悪し。
敵をきるものなりとおもひて太刀をとるべし。敵をきる時も手のうちにかわりなく、手のすくまざるやうに持べし。もし敵の太刀をはる事、うくる事、おさゆる事ありとも、大ゆびひとさしゆびばかりを少替る心にして、とにも角にもきるとおもひて、太刀をとるべし。
ためしものなどきる時の手の内も、兵法にしてきる時の手のうちも、人をきると云手の内に替る事なし。
惣而太刀にても、手にても、いつくとゆふ事をきらふ。いつくはしぬる手也。いつかざるはいきる手也。能々心得べきもの也。
がちがちに固まった状態からはなにも仕掛けることはできない。仕掛けに対する対応もできない。現状に満足していつき、変化や成長を止めれば、そこにあるのは死である。

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